RPA女子プロジェクトで理想の働き方をつかむ

RPA女子プロジェクトという言葉を、耳にしたことはありますか。これは、RPAを使いこなせる女性を育成し、社会で活躍してもらおうと、RPAテクノロジーズ株式会社・株式会社MAIA・株式会社Waris・株式会社ブイキューブの4社で始めた研修プログラムです。RPAに関する研修は現在多く展開されていますが、そのなかでもRPA女子プロジェクトに参加するとどんなメリットがあるのでしょうか。

RPA女子プロジェクトが始まったきっかけ

最近話題のRPAツールですが、なぜいま「女子」に注目したプロジェクトが展開されているのでしょうか。その裏には、現在の日本の社会構造や、社会問題があるようです。RPA女子プロジェクトが始まったきっかけ、社会背景を見ていきましょう。

労働生産人口の減少でデジタルレイバーが注目

ご存じの方も多いと思いますが、現在日本では急激な少子高齢化が進んでいます。それに伴い、労働生産人口も大きく減少していく見込みとなっています。働ける人が減っていく中で、どのように経済規模を維持・拡大していくかは重要なことです。そこで注目されているもののひとつが「デジタルレイバー」です。デジタルレイバーとは、事務処理をはじめとしたホワイトカラー業務の自動化を推進する、ロボットを労働力と見なした呼び方です。デジタルレイバーで担うことのできる作業はどんどん任せていくことで、少ない労働人口でも経済規模を維持できるようになります。

しかし、デジタルレイバーを導入する場合には、それを推進できるスキルを持った人材が不可欠です。急激にニーズが高まっているため、RPAを理解し導入・推進することができる人材が不足しているという現状があります。

一方で時間制約により働けない女性の存在

労働生産人口が減っている、そのためにテクノロジーで労働力を補完したい、しかしそうした技術を推進できる人材が不足しているといった課題の中で、「活用しきれていない労働力」の存在があります。それが女性です。さまざまなスキルを持ち経験を積んできたにもかかわらず、子育てや介護などの事情で職場を離れていたり、家族の転勤により働くことができなくなっていたりする女性がいます。本人の働きたいという意志があっても、環境面の制約により望む形で働けていないのです。

RPA女子プロジェクトで働き方改革を推進する

こういった事情を踏まえ、RPA女子プロジェクトは誕生しました。現在ニーズが高まっており、トレンドである働き方改革を推進するうえで大きな力となるRPAツールを使いこなせるようになると、例えば育児により離職期間があっても、スキルを評価されて仕事を再開できるようになります。また家族の転勤で海外にいる場合でも、リモートで仕事を行うことができます。

RPA女子プロジェクトはほかの研修とどう違うか

最近では、RPAツールの使い方を学べる講座も増えてきました。そのなかでRPA女子プロジェクトは、どのような特徴があるのでしょうか。

時間をかけてしっかりと学べる

RPA女子プロジェクトでは約20~30時間のオンライン講座を受講後、約60時間のOJT期間があります。オンライン教育では、RPAとは何か、プログラミングなどの基本的なIT知識から学ぶことができるため、IT初心者の女性でも安心です。質問があればチャットで相談することができ、またほかの受講者とのコミュニティーも組織されるので、仲間をつくることもできます。一般的な研修では、1日で終わるハンズオン研修が多いようですが、RPA女子プロジェクトでは時間をかけてしっかり学び、OJT期間中もサポートを受けられるため、スキルの高いワーカーとして世に出ることができるようになります。

RPA専門のキャリアカウンセラーと相談できる

技術を身につけたあとは、実際にそのスキルを活かした仕事を探すフェーズです。ここでもRPA女子プロジェクトならではのサポートを受けることができます。RPA専門のキャリアカウンセラーがいるため、自分の持っているスキルや、先方の企業が求めている技術内容を深く理解したうえで、案件紹介を行ってもらえるという強みがあります。

時短や在宅など希望に合った職を探せる

また女性特有の働き方へのこだわりも理解してもらえます。たとえば保育園の送り迎えを考えた時短の職場、在宅ワークが可能な職場など、普通のエージェントでは案件数の少ない条件でも紹介してもらえるというメリットがあります。RPAを使いこなせるというスキルを活かした、高時給の案件も少なくないようです。

研修受講者はどんな実績を挙げられるか

本当に初心者でも活躍できるだけのスキルが身につくのか、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。では実際に受講した方は、新たな職場でどのような働き方を実現しているのでしょうか。

はじめは開発、次第に提案も

RPA女子プロジェクトでスキルを身につけた方はまず、RPAを導入し運用する一作業者として活躍することになります。ロボットがどのように動くかを指示する「シナリオ」と呼ばれるインプットを作成したり、期待通りのアウトプットが出ているか確認したりする作業があります。

一作業者としての働き方が認められると、コーディネーターとしての役割が担えるようになります。ある業務の効率化という目標に対して、RPAをどう使っていくか、どのようなインプットをすれば目標を達成できるかを考えるという、少し上流の工程を担当することになります。

コーディネーターとしても認められると、業務効率改善の提案もすることができるようになります。どの業務にRPAを導入することで、より高い効果が得られるか、経験に基づいて判断し、実際に導入してみて効果を測ることになります。

月間90時間の工数削減を実現(ネットマーケティング支援会社の例)

ある受講者は、RPA女子プロジェクト受講後、ネットマーケティング支援会社に就職し活躍しています。実際の開発に加え、クライアントの要件を詳細に落とし込んだり、ときにはクライアントとやりとりを行ったりといった上流工程まで担当しました。業務の中で、Webの検索結果画面を自動でキャプチャ取得し、それを保存するという仕組みを構築しました。その仕組みのおかげでなんと、職場では月90時間もの工数削減を実現することができたのです。毎月90時間分の人件費が浮くことを考えると、いかに彼女が大きな仕事をしたかが分かるのではないでしょうか。

複数の類似業務にひな形を展開(不動産系企業の例)

また別の受講者は、不動産系の企業で功績を残しています。クライアント企業から受領した要件を落とし込み、システムを開発していくなかで、彼女は汎用的な仕組みを構築することができました。データを抽出してそれをExcelで加工し、Webシステムへアップロードするという仕組みだったのですが、これは当初予定した業務のみならず、ほかの類似業務にも展開することができる内容でした。ひとつの開発によって、複数の業務に適用できるというのは、企業から見ると非常に大きなメリットです。

RPA女子プロジェクトを通じて働き方を変えよう

RPA女子プログラムは、RPAやそれを学ぶ女性に特化した研修プログラムであり、受講することで活躍できる人材に近づくことが分かりました。はじめは大きな出費のように思えるかもしれませんが、それによってキャリアが大きく変わるのであれば、それは必要な投資とも考えられます。自分のしたい働き方を実現できるか、考えてぜひチャレンジしてみてください。

 

参考:

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